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葉山日記
30 先延ばし
2003年11月13日
中山 俊明 中山 俊明 [なかやま としあき]

1946年4月23日生まれ。東京・大田区で育つが中2のとき、福岡県へ転校。70年春、九州大学を卒業後、共同通信に写真部員として入社。89年秋、異業種交流会「研究会インフォネット」を仲間とともに創設、世話人となる。91年春、共同通信を退社、株式会社インフォネットを設立。神奈川県・葉山町在住。

ニックネームはTOSHI、またはiPhone-G(爺)
▲ 自宅近くの牛飼育業者で牛糞をわけてくれるところを見つけました。牛糞は土質改良にとてもよいのです。この大袋ぎゅうぎゅうづめで200円。カリフォルニアの馬糞は無料だそうですが…。(神奈川県葉山町)
数ヶ月前から衆院選で政権交替の可能性あり、といい続けてきたが、その予想は外れた。平身低頭「スミマセン」です。とはいえ「自民党圧勝、単独過半数も」というマスコミ事前予測報道のなかで、「民主党が大健闘」を予言していたので、あながち的外れでもなかった(と少々のエクスキューズ)。

しかし、今回の選挙いったいどこが勝ったと言えるのか。結果は与党3党が絶対安定多数を確保したものの、保守党は自民に吸収。いっぽう野党は、民主党が躍進したものの社共激減。なんのことはない、民主が増えた分だけ社共が減った、つまり野党全体でみればそれほど影響力を増したわけではない。

ついいましたがた、土井社民党党首が引責辞任の報が入ってきた。土井さんがいない社民党なんていずれ崩壊だろう。これで「護憲」を主張するのは共産党だけになってしまった。

このエッセイがしばらく書けなかったのも、結果を自分なりにどう分析すればよいのか整理がつかなかったからだ。ようやく見えてきたのは、日本人やはり急激な変化を望まない民族なんだなあ、ということだ。というより「先延ばし民族」。なあに、ずるずる先延ばししていればそのうちなるようになるさ、という体質が色濃くでたような選挙だったような気がする。

特に危惧するのは投票率の低さ。棄権ではいったいYESなのかNOなのか分からない。判断がつかないのなら投票所に行って白票を投ずべきなのだが、それもしない層が40%もいる、というのは異常だ。そういう人たちがテレビのインタビューに、「投票したってなにも変わりませんから」と堂々と答えている。こういう発言をする層と、「将来、年金がもらえそうもないから、掛け金払いません」という層が一致するのだろう。まったくもって無責任時代である(とオジサンは心底腹を立てている)。

投票しても何も変わらない、と言った人に問いたい。小泉首相は「3党連立が支持された、ということはイラクへの自衛隊派遣が支持されたということです」と堂々と発言している。つまり投票所に行かなかったひとは、自衛隊のイラク派遣に「異議を唱えなかった」ということになるのですぞ。

この2年半、さまざまな企業にさまざまなプロジェクト提案をしてきたが、日本の企業はどうしてものごとの決定にこうも時間がかかるのだろう、と思うことが多い。なにもYESの決定が遅い、とばかり言っているわけではない。YESなのかNOなのか、はっきりしないでずるずる状態、というケースがほんとうに多いのだ。

NOならNOでいっこう構わない。次なる戦略を考え、ただちに別の動きを開始すればいい。しかし正式な返事がこないいじょう、この企画を次に展開するわけにはいかない。ずるずる延ばし、というのはおおむねNOを意味する。しかし正式にNOの返事が来ないいじょう待つしかない。そしてあたら無駄な時間が過ぎ去っていく。

日本という社会は日常生活でも仕事でも、こういうイライラを感じることがとても多い。今回の選挙でもどうようのイライラ感がつのった。

僕自身がせっかちすぎるのか、それとも世間がおかしいのか。僕もいまその閉塞感のなかでもがいている。
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