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121 やって来た山火事(6)私の方舟
2007年11月25日
雨宮 和子 雨宮 和子 [あめみや かずこ]

1947年、東京都生まれ。だが、子どものときからあちこちに移動して、故郷なるものがない。1971年から1年3ヶ月を東南アジアで過ごした後、カリフォルニアに移住し、現在に至る。ボリビアへの沖縄移民について調べたり書いたりしているが、配偶者のアボカド農園経営も手伝う何でも屋。家族は、配偶者、犬1匹、猫1匹、オウム1羽。
▲ 斜め格子の部分は火事で燃えた地域。赤い*印は左から我が家、農園I、最初に燃えた農園II。我が家からラモナまでは45kmある。
▲ 方舟に乗った我が家の動物たち。上からマフィー、ジプシー、マサ。彼らの他にプーキー(猫)とタトゥー(オウム)がいる。
平穏に夕方がやって来て、そのまま夜になった。遠くの親戚から珍しく電話がかかって来た。火事の被害を心配してくれたのだ。小さい方の農園は燃えてしまったけれど、大きい方のはいまのところは大丈夫だし、家の方には多分火事は広がって来ないだろうと説明して安心してもらった。そうして電話を切った途端、また電話が鳴る。電話に出たトーマスが、黙って受話器を私の耳に当てた。避難命令が発動されたので避難所のスタジアムにすぐ行くようにという、いわゆる「逆911」の電話メッセージだった。時計を見ると、9時半を少々過ぎたところだ。

911というのは日本の110番に相当する緊急事態通報番号で、その逆に緊急センターから各家庭に緊急報告の電話が一斉に行くのが「逆911」だ。2003年の山火事のときに逃げ遅れて死亡した人が出た経験から、できるだけ早く緊急事態を通報しようと考えだされたシステムだ。私たちは顔を見合わせた。
「避難しなくちゃいけないってことだわね」
「そうだな」
「やっぱりビーチに行く?」
「うん。家が見える所がいい」
トーマスと私がそんな言葉を交わしている間に、近所の人たちが次々と車のエンジンをかける音が聞こえる。みんなちゃんと準備していたのだ。

ドアの近くに並べておいたかごに、まず猫を1匹ずつ入れ、次にオウムを。猫の籠の1つを助手席前の床に、もう1つを助手席に、そしてその上にオウムの入った籠を載せ、後ろの座席にトーマスの先祖の造船所産の船の絵を載せてから、犬2匹を誘導する。4匹と1羽は皆おとなしくしているが、車のドアを開けるたびにオウムのタトゥが「オーケー」と言うので、つい笑ってしまう。最後にトランクにスーツケースを載せる。トーマスは書類をいっぱい詰めた箱をいくつもトラックに積んでいる。

最後の点検を済ませ、さぁ出ようというとき、「警備装置をかけて行こうか?」とトーマスが聞き、私は思わず苦笑してしまった。そんなのは無駄だ。空き巣が入って警報が鳴っても、こんな緊急時に警察が来てくれるはずがない。「そりゃそうだな」トーマスも苦笑いする。それでも戸締まりはした。(後で考えると、あのときガスの元栓を切っておくべきだった。避難なんてしたことがないから、何を持ってどこへ行くべきかということしか考えていなかったのだ。)

ビーチ沿いの道路の駐車用スペースは車でいっぱい。ビーチに避難するのが一番いいと思いついた自分に得意になっていたけれど、同じことを考える人が大勢いたのだ。家から海岸沿いに停めてある車が見えなかったのは、ただ暗かっただけだ。それでもゆっくり1往復したら、運良く2台分が隣り合わせに空いているのを見つけ、私たちはそこに駐車した。その地点から海と反対方向を向くと、明るい電灯のついたメキシカンフード店が見える。我が家は暗くて見えないけれど、そのすぐ後ろだから走って行けば5分ぐらいの距離だ。火事が迫って来たら家にとんで行って思い切り水を掛けるつもりだと、トーマスは言う。前の晩ほど風は強くないので、そうする時間の余裕はあるかもしれないし、たとえなくてもそんなことを考えられる距離にいるというのは心が安まる。

でも、火事が迫っている気配は全くない。こんな夜遅くビーチ沿いが車でいっぱいというのは普通じゃないが、車から犬を出して散歩させている人、犬に水を飲ませている人、車から出て海を眺めている人、と、ビーチの雰囲気はいたくのんびりしている。トーマスは隣に停めたトラックの中で早速横になった。

私の犬たちは後ろの座席で額入りの絵にスペースを取られて窮屈そうながらもおとなしくしている。車の振動が大嫌いなメス猫のプーキーが、車を止めてからも籠の中でミャーオ、ミャーオ鳴いている。しばらくここにいるのだから、と私はプーキーを籠から出した。プーキーは私の肩をよじ上り、犬たちを飛び越えて、後ろの窓際に横たわっておとなしくなった。オス猫のマサはニャオとも言わないが、籠の中でごそごそ動いている。彼も籠から出たいのだ。籠を開けてやると、マサも後ろの座席に直行しようとして、ジプシーの鼻にぶつかった。ジプシーが憤然と強い鼻息を吹きかける。と、マサは負けじとジプシーの鼻を前足でポカポカッ。「ちょっと、ちょっと…」マサとジプシーがよくやるふざけたいざこざだが、こんな所でやってもらっては困る。私はマサを持ち上げて、助手席前の床に戻した。やれやれ、と思っていると、今度はタトゥがグゥゥゥゥゥと唸っている。アフリカングレイという種類のオウムは怖がったり警戒したりすると唸る。マサが籠の上に乗ってタトゥの籠の中をじっと見つめているのだ。「止めなさい!」私はマサの頭を軽く叩いた。マサはすぐ頭を引っ込めて、籠の上で身体を丸くして眠ってしまった。

動物たちがやっとそれぞれの場所に落ち着いて、車の中は静かになった。聞こえるのは規則的な波の音だけ。私は座席の背を倒して、横になった。ノアの方舟みたいだ、と思っておかしくなった。舟でなくて車、そして洪水ではなくて火事から避難しているのだけれど、同じ屋根の下に一緒に暮らす動物たち全員と一緒だ。窮屈な方舟ならぬ方車の中で私はしあわせな気分で思わずニヤニヤした。

犬たちを連れてテキサスまで運転して行ったときの楽しい思い出が蘇って来る。犬だけでなくて我が家の住人全員とどこかへ出かけたらどんなに楽しいだろう。でもプーキーにはありがた迷惑かもしれない。それにトーマスが乗る場所がない。そんなことを考えて私はまたニヤニヤ。そしてそのまま眠り込んだ。

後になってからの話だが、避難時の私の落ち着きぶりに感心したとトーマスが何度も言ったものだ。顔には出さなくても、彼は我が家が燃えてしまうことを本当に心配していたらしい。それに対して私は、一番大切な物を確保すると、家のことはあっさり諦めてしまっていた。私はあまり物を持たずに育ったので、物に対する執着心が薄いのだ。10年前にサンタアナの大風が吹いてアボカドの収穫に大打撃があり、経済不況も重なって、家を手放すことになるのでは、と大いに心配したけれど、あのときは新築して1年ちょっとしか経っていなかったので、自分の希望通りに建てたこの家をもっと楽しみたいという気があった。でもいまはこの家は十分楽しんだという気がしているし、2年前のトーマスの大事故以来、もっと小さな家に移ってもいいなと思い始めていたから、未練はあまりない。

などと言うとカッコいいが、突き詰めて考えてみると、やはり私は心の底では、火事はうちの方まで広がって来ないだろうと高をくくっていたのだろう。いつもそうなのだが、生来楽観的な私は事実を目の前に突きつけられるまで、最悪の事態が身に降りかかるとはどうしても思えないのだ。最悪の事態になっても、なんらかの選択肢があるものだ。選択肢がわかれば、最悪という見方をもっと肯定的に変えられる。だから私は物にはあまり執着しないであっさり諦めてしまうのだろう。自己分析をすれば、私はそういうことを繰り返して生きて来たようだ。

そんな私だから、前の晩の睡眠が足りなかったこともあって、私はビーチに駐車した小さいホンダの中で犬2匹、猫2匹、オウム1羽といっしょにぐっすり眠ってしまった。ふと、トーマスが窓を叩いて私を起こす。時計を見ると12時をちょっと過ぎたところだ。ラジオの火事情報は不十分だから、家に帰ってテレビを見ると彼は言う。家の向こうを見ても相変わらず火事の気配は全くない。トーマスが家に帰っても大丈夫だろう。万が一火事が広がって来ても、家まで走って行って彼を引っ張って来られる。オーケー。でも、私はもうちょっとここにいることにする。

トーマスが駐車用スペースから出ると、すぐ別の車がその場を占めた。私はまた眠り込む。30分もしないうちにトーマスから電話がかかって来た。テレビの火事情報ではデルマーのことは一切言わないという。多分こちらに火事が広がって来る可能性はいまのところ薄くなったのだろう。それでもせっかく避難して来たのだからもうちょっといてみよう、と私は車の中で再び眠り込んだ。

しばらくして目が覚めた。夜中の1時を少々過ぎている。急に寒くなったのだ。寒いからトイレに行きたくなる。道路を渡れば公共トイレがあるが、中は真っ暗だろう。それに寒さの備えはして来なかったので、ビーチにいるのが急にいやになった。家に帰ろう。

家では暗がりの中でトーマスがテレビを見ていた。灯りをつけると巡回しているかもしれない警察に家にいることがわかって、避難するようにと言われるかもしれないからだ。急に寒くなったとトーマスに言ったら、「それは風向きが変わった証拠だ。海から風が吹き始めたから、もう大丈夫だ。火事はこっちにはやって来ないよ」と、彼はホッとしたようだった。

テレビの火事情報でも、風向きがクルクル変わって消火対策に苦悩していると言っている。広がり続ける火事はまだ全く鎮火されておらず、新たに火事が広がった地域の現場報告をしている。ランチョバナードでも火がこれまでとは逆に東に向き始め、海からの風に押されて山を駆け上っているという。
「やばい。火がラモナ湖の農園の方に向かっている」
トーマスが呟くように言った。
と、言われてもどうしようもない。私は急に疲れが出て来た気がして、今夜はもう本格的に寝ることにした。

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