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57 ブログってなに?
2004年9月20日
中山 俊明 中山 俊明 [なかやま としあき]

1946年4月23日生まれ。東京・大田区で育つが中2のとき、福岡県へ転校。70年春、九州大学を卒業後、共同通信に写真部員として入社。89年秋、異業種交流会「研究会インフォネット」を仲間とともに創設、世話人となる。91年春、共同通信を退社、株式会社インフォネットを設立。神奈川県・葉山町在住。

ニックネームはTOSHI、またはiPhone-G(爺)
▲ 海をみながら語り合うカップル。いい雰囲気ですね。実はこれ、我が家を訪れたエッセイ「湖畔の光」連載中の椹木さんとウチの奥さんなんです。
ひと月半もエッセイアップが滞ってしまった。この間、8月末に共同通信「チャンネルK」がひっそりと再開されたが、それより驚くのは、批判された方の、ライブドアの堀江貴文社長が超有名人になってしまったことだ。例の新球団設立申請で時の人になってしまった感がある。

プロ野球の問題にしても、ブログ問題にしても、これは旧世代と新世代の戦い、と位置づけたほうが、問題の本質が見えやすくなるかも知れない。旧世代に属する僕自身がこんなことをいうのはとてもしゃくなんだが、戦後構築されたいろいろな体制が、いまがらがらと音をたてながら崩壊しつつある。

老人たちよ、そろそろ引っ込みなさい、権威や既得権にいつまでもしがみついていると駆逐しまっせ、という若者たちの声が聴こえてくるようだ。でもこれって、閉塞感で覆われている日本にとってはとても良い兆候である、と気分だけは若いと自負する僕は思う。日本の若者たちがやっと動き出した。

元気のいい企業家たちの業種は、例外なくITだ。となると、なんだかんだ言われてきたインターネットではあるが、これはやはり産業革命の誘導役たる道具であることはもうまちがいがない。インターネットなくして次の時代は考えられない、という確固とした視点は、好き嫌いは別として、「旧世代に属する人びと」も頭に叩き込んでおく必要があるだろう。

そこで「ブログとはなにか」ということをもういちど考えてみたい。実は共同通信のブログが攻撃を浴びた事実は大きな意味を含んでいるのだが、社内でも社外でも真剣な議論がなされた兆候がない。そこでもいちどこの問題を考えるまえに、基礎知識の整理をしてみたいのだ。以下は「JNEWS」というニュースレターからの一部転載である。

『「ウェブログ(Weblogs)」は2002年から米国で火がついてブームとなり、 昨年後半からは日本国内でも話題としてよく取り上げられるようになった。個人が日常生活で体験したり感じたことなどを綴ったホームページは「オンライン日記」と呼ばれ、インターネット普及期(1996年頃)から続いている人気コンテンツだが、現在のウェブログ(略称ブログ)とは本来これに他ならない。それがインターネットのユーザー層が拡大していくにつれて、ジャーナリストや作家、有名知識人など文筆を生業としている人達が、自身のサイトコンテンツとして日記を書き出すようになったことで知名度が上がった。

また、ブログをビジネス化しようとする動きが出てきたことも拍車をかけたといえる。これまでのオンライン日記は、毎日の日記を更新するたびにHTMLページを修正する必要があって面倒なものだったが、ウェブログ機能を利用することによって、ページ制作の知識がなくても、掲示板感覚で日記を書いて時系列で管理できたり、その日記を読んだ人が返信やコメントを付けることができるようになったことから、新しい情報発信とコミュニケーション手段として注目されはじめている。』

研究会インフォネットのサイトをスタートさせたとき(2003年1月)、もっとも重視したのが、この「ページ制作の知識がなくても、掲示板感覚で日記を書いて時系列で管理できたり、その日記を読んだ人が返信やコメントを付けることができるよう」にしたいというものだった。エッセイ執筆者の自力アッププログラム、掲示板でこの機能はうまく働いていると思う。

では、研究会インフォネットサイトはブログか、というとそうではない。ふたたび「JNEWS」からの引用だが、「ソーシャルネットワーキング」そのものであると言えるだろう。

『ウェブログの他に、もう一つの新しいコミュニケーションツールとして「ソーシャルネットワーキング」という人的繋がりも流行の兆しを見せている。ソーシャルネットワークとは、「自分の友達の友達も、自分の友だちになるはず」という考えに基づいている。

「友だちの輪」という感覚で芋づる的に交友関係を拡大していくことであり、“ソーシャル”には“社交的”という意味合いが込められているようだ。従来の出会い系サービスと異なるのは、現メンバーの親しい知人、友人のみを誘いあってコミュニティを形成している点で、不特定多数の人間が自由に参加できるわけではない。そのため権威あるソーシャルネットワークに誘われることは、ある種のステイタスであり、いわば会員制社交クラブのような趣がある。

友人の紹介でそのネットワークに入れば、友人の友人リストを通じて新たに友人関係を結ぶことができるのが利点。見知らぬ不特定多数がランダムにメンバーとなっていて信頼性が低い出会い系サイトと違って、友人の友人という一種の「保証」があるということが、出会い系サービスにつきまとう信頼性の欠如を補っている点が特徴的だ。』

友達の友達は友達だ、というのが研究会インフォネットの基本コンセプトであるが、上記説明はそのことをずばりついている。さて、今回は引用に終始してしまうが、ことのついでにもう少し、「JNEWS」から。持論の展開は引き続く次号、今回は事前情報提供号ということでご容赦願いたい。

『ネット草創期(1995〜96年頃)に最も人気を集めていたwebサイトといえば、大手新聞社のサイトである。当時はまだ日本語で掲載された有意義な情報がネット上に少なかったため、新聞社サイトには大量のアクセス数が集まったものである。ところが近頃では、それら新聞社サイトへの人気が陰りを見せはじめている。

一方、実質的な“情報サイト”としての人気を集めているのが、掲示板サイトや個人が日記を綴ったブログサイトである。テレビや新聞社が流すニュースは各社共に画一的で同じ報じ方しかしていない。情報の供給量が少なかった時代には、それでも視聴者や読者は満足していたものだが、情報過多の現代では「このニュースの本当のところはどうなの?」という、マスコミとは異なる角度からの情報を求める傾向が強くなってきている。

そこで「2ちゃんねる」などの掲示板サイトにアクセスして、マスコミには流れていないニッチ情報を一般のユーザーが探るようになってきた。個人のブログサイトに関しても同じ理由で人気が集まっている。素人でもカリスマ的な有識者として評価されている人の日記で、話題のニュースに対してどんな論評が発せられるかを楽しみにアクセスするユーザーは多い。このような新しい情報メディアは、「マスメディア」とは異なる「ニッチメディア」として認知されつつある。』
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