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ボーダーを越えて
153 ラタトゥイユ(2)レシピ
2009年10月22日
雨宮 和子 雨宮 和子 [あめみや かずこ]

1947年、東京都生まれ。だが、子どものときからあちこちに移動して、故郷なるものがない。1971年から1年3ヶ月を東南アジアで過ごした後、カリフォルニアに移住し、現在に至る。ボリビアへの沖縄移民について調べたり書いたりしているが、配偶者のアボカド農園経営も手伝う何でも屋。家族は、配偶者、犬1匹、猫1匹、オウム1羽。
▲ ジュリア・チャイルドを一躍有名にした本(Mastering the Art of French Cooking)の表紙。
前回の「ラタトゥイユ」で、ジュリア・チャイルドのレシピを和訳して載せるとお約束しておきながら、急に睡眠時間を削るほど忙しくなり、すぐに約束が果たせなくなってしまって、本当に申し分けありません。

おまけに、ジュリア・チャイルドのレシピをよく見たら、長年ラタトゥイユを作っているうちに、結構勝手に自己流にしてしまっていることを発見。(私はレシピ通りに料理しないで、何でも適当に自己流にしてしまう傾向があるのです。)それで、ジュリア・チャイルドのレシピと同時に、私流にしてしまった箇所も[カギ括弧]にくくって載せることにしました。ジュリア・チャイルドのレシピの原文を読んでみたいと思う方は、本の中のラタトゥイユのページが以下のサイトで見ることができます。
http://knopfdoubleday.com/marketing/cooking/Ratatouille-condensed.pdf



材料:
ナス 1ポンド(450g)
ズッキーニ 1ポンド(450g)
塩 小さじ1杯
オリーブ油 大さじ4杯
タマネギ 0.5ポンド(約1.5カップ)[私はこの2倍以上のタマネギを入れてしまいます。]
ピーマン 2個(薄切りにして約1カップ)[私はピーマンの量も2倍にします。ピーマンは肉の厚い大型のもの]
オリーブオイル 大さじ2〜3杯
ニンニク 2個(つぶす)[私たちはニンニク好きなので、これも大目に3〜4個使います]
トマト 1ポンド(450g)(皮をむき、種を取って、細かくぶつ切りにしたもの。やく1.5カップ)[私はトマトはもう好きなだけ入れてしまいます。]
パセリ みじん切りを大さじ3杯 [私はタイムを使います]
塩、胡椒


作り方:

1)ナスは皮を剥き[とありますが、これは大きな西洋ナスの場合で、日本ナスなら皮を剥く必要などもちろんありません。もっとも西洋ナスでも私は皮を剥きませんが]、約1cmの厚さで1cm x 3cmの板状[または輪切り]に切る。ズッキーニも同じように切る。ナスとズッキーニを大きなボウルに入れ、塩を降って30分[私は20分]置いて、出て来た水気を切り、布巾で乾かす。

2)重ならないように少しずつ、ナスとズッキーニをそれぞれ3分ほど強火で熱いオリーブ油で少々焦げ目が付くように炒め、取り出して油を切っておく。
[私はナスは油を塗ったクッキーシートに重ならないように並べ、表面にオリーブ油を塗り、胡椒とたっぷりのタイムを振りかけ、フォイルで覆い、熱いオーブンでナスが柔らかくなり、かつ形が崩れないよう、20分弱焼きます。]

3)タマネギとピーマンも同じように10分ほど炒め、ニンニクを加え、更に2分ほど炒め、塩・胡椒で味付けする。

4)鍋にトマトを入れ、タマネギとピーマンも混ぜていれ、蓋をして弱火で5分ほど、トマトから汁が出るまで煮る。蓋を取り、ジュースをトマトにかぶせながら、汁がすっかり蒸発してなくなるまで煮る。

5)トマトとタマネギとピーマンの混ぜ物の3分の1を厚手の鍋に底を被せるように入れ、パセリのみじん切り大さじ1杯をふりかける。その上にナスとズッキーニを半分ずつ入れ、残りのトマトとタマネギとピーマンの半分をその上に載せ、再びパセリのみじん切り大さじ1杯をかける。その上にまたトマトとタマネギとピーマンの混ぜ物の3分の1を載せ、パセリをふりかける。ナスとズッキーニを載せ、最後にトマトの混ぜ物とパセリで締めくくる。

6)鍋の蓋をし、弱火で30分煮る。蓋を取り、鍋を斜めにして汁をすくい取り、鍋の中の野菜全体にかけ、味見をして味付けを整える。火を少々強くし、蓋を取ったまま、汁を野菜にときどきかけながら(でも野菜の形が崩れないように)、汁がなくなるまで15分煮る。底が焦げ付かないように火加減に注意すること。

実は私は(4)以降は少々端折っちゃうのです。深さ5cmぐらいのベーキング皿に油を塗って野菜を上記のように丁寧に交互に載せ(タイムを既に使っているのでパセリは載せません)、そのまま180℃のオーブンで焼くのです。ときどきスポイトの親玉のようなベースターで汁を汲み取り、柔い全体にかけるのです。汁がどろっとして来たら出来上がり。

オーブンで焼いた方が全体に熱が回りますし、オーブン皿そのままをテーブルに出せますから、一石二鳥だと思います。端折るといっても、野菜を1つ1つ準備し、崩れないように並べるのはとても手間がかかります。でも、手間をかける甲斐があることは保証しますよ。夏には是非一度作ってみてください。

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