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ビーズ日記再開 |
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2008年6月22日 |
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 | 吉田 美智枝 [よしだ みちえ]
福岡県生まれ、横浜市に住む。夫の仕事の関係で韓国ソウルとタイのバンコクで過ごした。韓国系の通信社でアシスタント、翻訳、衆議院・参議院で秘書、韓国文化院勤務などを経て現在は気ままな主婦生活を楽しんでいる。著書に『朝鮮王朝の衣装と装身具』(淡交社、共著)『韓国の近代文学』(柏書房、翻訳)などがある。現在、文化交流を目的とした十長生の会を友人たちと運営、活動している。 |
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▲ アマゾナイトとほたる石のブレスレット。 |
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▲ ビーズの配色は、花の色に触発されることが多い。
玄関先に植えたホスタ。ギボウシという和名を持つこの植物の葉が、私は大好きだ。 |
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エッセーを再開する気力が出なくて今日まで来てしまった。
その気にならなかった理由はいくつかあるが、まずは(夫の定年で)生活リズムが大きく変ったこと、そして『ビーズな日々』と題したエッセーの中身となるものがなくなった(ような気がした)ことがあげられる。
考えてみると、ビーズアクセサリーづくりとエッセー『ビーズな日々』は、夫が単身赴任した8年間と、それ以前の家事というものをしなくて済んだタイ生活の3年間という、有り余るほどの自由時間のなかで生まれたものだった。
毎日の雑事に追いまくられる(しかし、これが普通の主婦の姿である)現在の私には、エッセーを再開する心の余裕がなく、無理なことに思われた。
しかし…他の執筆陣の淡々と続けられるエッセーを読みながら、せっかく与えられたこの貴重な場、なんとかならないか、細切れの時間しか作れない今の私なりにできる方法はないか…そう思い始めた。
これまで作り溜めたアクセサリー、そして新たに私の生活の一部となったささやかなガーデニングの記録写真を素材に、短い文章を添えてアップすることからエッセー再開したいと思う。
長い文章を書くことがどうも負担で遠くなり始めた今の私には、できることから始めてみるしかない。私の頭の中が現状にもう少し適応し、整理されるまで…。そうすれば、いずれまたこれまでのように少しまとまった文章を書くことができるようになるかもしれない。
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