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ガルテン〜私の庭物語
14 ひなまつり
2019年3月3日
原田 美佳 原田 美佳 [はらだ みか]

東京都出身。学生時代から長年関わった韓国文化院を2015年末に退職。現在は、日本ガルテン協会の広報部長の仕事をしながら、これまで関わってきた韓国文化を日本に紹介するための著作、交流活動を中心に自分のライフワークを模索中である。共著書に『コンパクト韓国』(李御寧監修)、『読んで旅する韓国』(金両基監修)、「朝鮮の王朝の美」、『朝鮮王朝の衣装と装身具』などがある。
▲ さまざまな雛飾り
 我が家も幼い頃は毎年桃の節句には、妹と私のために祖母から贈られた数段飾りの立派な雛人形が飾られた。とはいえ、蛤の吸い物やちらし寿司、雛あられといったものを着物を着て食べるくらいで、なにか特別な思い出もない。
童謡の「うれしいひなまつり」を唄うくらいで、雛人形のイメージもこの歌に集約されているといっていいほどである。
 TV番組「チコちゃんに叱られる」で、この時期唄われる「うれしいひなまつり」にも出てくるお内裏様とお雛様って誰?と出題された。この番組はいつも考えたこともなかった身近なことを子供視点で大人に問われるものだが、ボーっと生きてる大人はたいてい情けなくも答えられないという人気番組だ。思い込みの激しいのか私は自信を持って正解だと思っていると、まったく違っていたことがあり、驚いた。ぼぉーと生きてきたのだと改めて気づかされるのである。
 最近は、地方のひな祭りや雛人形などをあちこちで見る機会がある。
東京国立博物館の常設展でも「おひなさまと日本の人形」と題して雛人形のコーナーができていた。江戸を代表する豪商の家に伝来した牙首雛(げくびひな)といった人形もだが、付随した雛道具の立派なこと、思わず立ち止まる人も多い。
古代、水に流したヒトガタから始まり、平安時代の貴族の子女のひいな遊びを経て、江戸時代に現在のような雛祭りとして整えられたという。雛祭りの人形も立ち雛や、大きな飾りのできない人も五穀豊穣と食べ物に困ることのないように願うつるし雛など娘の幸福を願う心がさまざまな雛人形を生み出していった。
最近は7段飾りなど家では大きなものはあまり聞かないが、娘への思いはいまも変わらず同じだと思う。
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