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エッセーの心得 |
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2010年1月1日 |
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 | 吉田 美智枝 [よしだ みちえ]
福岡県生まれ、横浜市に住む。夫の仕事の関係で韓国ソウルとタイのバンコクで過ごした。韓国系の通信社でアシスタント、翻訳、衆議院・参議院で秘書、韓国文化院勤務などを経て現在は気ままな主婦生活を楽しんでいる。著書に『朝鮮王朝の衣装と装身具』(淡交社、共著)『韓国の近代文学』(柏書房、翻訳)などがある。現在、文化交流を目的とした十長生の会を友人たちと運営、活動している。 |
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▲ ビーズ編みから始まったアクセサリーづくりは、今年で11年目。しだいに天然石やパールなど自然素材に惹かれるようになった。ビーズかアクセサリーか…呼び方はどうでもいい。つくることの楽しさ、意味を今年は取り戻したい。 |
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『エッセーの心得』について…。 私に書けるはずがない。なにしろこの欄の前回の日付は1年前の1月1日。あっという間に1年が経ってしまった。
なぜこの1年間エッセーが書けなかったか…自分なりに考えてみた。
マンネリ、老い、雑事の疲れ、感受性の衰え、世の中の不況のムード…いろんなことばが浮かぶ。
だが、 『自分が綴りだすことばにリアリティが感じられなくなった』 このひとことに尽きる気がする。
なぜリアリティがなくなったのか考えながら、今年こそことばの力をもう一度取り戻そう。
書くことこそがきっと、日常のマンネリ、老いの予感、雑事の疲れ、世の中の不況のムードを吹き飛ばし、感受性を磨き、自分を取り戻す手立てとなるのかもしれない。
書こう、もう一度自分のために。エッセーの心得が少しわかるようになるまで。
そして今年で11年目を迎えた私のアクセサリーづくり…つくることの、その純粋な楽しさを今一度取り戻そう。
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みなさん、明けましておめでとうございます。 本年もよろしくお願いいたします。
長い間エッセーをお休みしてしまいました。少しずつ、より自然体でこの欄を続けていきたいと思います。また読んでくださるようお願いいたします。
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