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やもめ日記
31 2021年に向けて
2021年1月3日
シーラ・ジョンソン シーラ・ジョンソン [Sheila Johnson]

1937年、オランダのハーグに生まれるが、10歳のときからアメリカに在住。大学で人類学、大学院修士課程で英米文学を学び、人類学博士号を取得。高齢化問題や日本について書籍や記事を出版し、夫が創設した日本政策研究所の編集者を10年間務めた。チャルマーズ・ジョンソンが他界するまで彼と53年の結婚生活を続けた。現在サンディエゴ在住。
▲ 新年おめでとうございます。
ハウスメートのフラン(向かって左)と私(向かって右)
We’ve reached the end of 2020, but by no means the end of the pandemic or of all the political events that impacted us during this past year.

2020年が終わったが、昨年中私たちに大きな影響を与えた新型コロナウィルス感染拡大も政治の場でのゴタゴタが終わったわけではない。

Trump is still president, although we’re fairly confident that Biden will be inaugurated on January 20th. On January 6th there will be an important Senatorial election in the state of Georgia that will decide whether the Senate continues to have a Republican majority, in which case President Biden will have a much more difficult job ahead of him.

バイデンが1月20日に大統領に就任するとは思うけれど、トランプはまだ大統領だ。今月6日には連邦議会上院の議員を選ぶ重要な選挙がジョージア州で行われる。この選挙の結果には、上院が共和党に牛耳られるかどうかがかかっている。共和党が勝てば、バイデン大統領の前途はもっと難しくなる。

There is a vaccine (perhaps several) available to halt the spread of Covid-19, and being over 65 I will probably be able to get it by late spring. Perhaps slowly, by the summer or fall of 2021, we will be able to attend a live concert or visit a museum. But I doubt that I will be getting on an airplane soon or traveling very far from home.

新型コロナウィルス(Covid-19)の拡大を抑える(おそらく各種の)ワクチンができ、私は65歳以上なので今春後半までにはワクチンが得られるだろう。そして多分ゆっくりと、今年の夏か秋までにはまたコンソートや美術館に出かけられるようになるだろう。それでも私はそうすぐには飛行機に乗るつもりも家から遠いところへ旅行することなどないだろう。

My earlier account of the first part of 2020 ended in June, so here’s a brief update on what happened to me and my housemate during the rest of the year.

2020年6月までのことはすでに書いたので、ここでは去年の後半に私と私のハウスメートに起こったことについて述べよう。

Fran’s son’s family, who lived next door to us for the past ten years, decided to move to Park City, Utah. Her son can work from home even after the pandemic ends, and he took advantage of last year’s disruption of everyone’s life, including his children’s being out of school for several months, to look for a more rural, outdoor existence.

過去10年間、隣に住んでいたハウスメートのフランの息子一家はユタ州のパークシティに引っ越すことになった。フランの息子はウィルス蔓延が済んでも在宅勤務することができる。それで、子どもたちが何ヶ月も学校には行けなくなったように誰もが普通の生活をすることができなくなったことをきっかけに、もっと戸外で生活できるような田舎の生活を求めたのだ。

In late November I had some severe chest pains and wound up spending a long weekend in UCSD’s La Jolla hospital. Luckily, it turned out to be muscles and not a heart attack.

11月末に私は胸部にひどい痛みが走り、ラホヤのUカリフォルニア大学サンディエゴ校医学部病院で週末をずっと過ごす羽目になった。幸いにも、痛みは筋肉の攣縮のためで心臓発作ではないことがわかった。

While in the hospital, and during much of 2020, I read a great variety of history and philosophy books. These set me to wondering whether the pandemic is perhaps an important warning from the universe — something to remind us that we’re not as powerful and smart as we like to think. Stephen Jay Gould had similar intimations when he studied the multitude of creatures in the Burgess Shale that were wiped out in some sort of climatic calamity, causing evolution to start all over again. It looks as if Covid-19 will be conquered through man’s ingenuity and become just another obstacle that threatened our dominance of the planet. And perhaps we’ll find a way to alter the earth’s climate before it becomes too hot and unlivable. But we may face other serious problems in the years ahead than we have yet imagined.

入院中に、また2020年を通して、歴史や哲学の本をいろいろ読んだのだが、それでウィルス蔓延は宇宙からの重要な警告かもしれないと思うようになった。我々は自分でそう思うほどには力があるわけでも利口であるわけでもないという警告かもしれないと考えるようになった。同じようなことを、スティーブン•ジェイ•グールドは仄かしている。バージェス頁岩で発見された化石はなんらかの気候大異変か何かで絶滅し、そのことで生物の進化をやり直すことになった多数の生物を研究していたときのことだ。新型ウィルス(Covid-19)は人類の知略によって征服され、我々の地球支配を脅かした障害物の1つにおさまることになりそうだ。そして地球が暑すぎて住めなくなる前に、気候を変える方策を見つけ出すかもしれない。でも、これまで想像していた以上に様々な深刻な問題に私たちは直面するかもしれない。

The year 2021 in the Chinese/Japanese zodiac, which will start on February 12th, is the Year of the Ox — MY YEAR! I will not bore you with all the personality traits to which I’m heir — stubborn, bossy, practical (doubly so because I’m also an Aries) — nor the famous and infamous people born under the Ox sign, including Margaret Thatcher, Hitler, Meryl Streep, and Obama. But the Ox year is supposed to bring stability, a time when patient, diligent work pays off. This conservative year favors traditional values and tastes, and is not a time for grandiose schemes or outrageous fashions. After the year we’ve just had, I’ll take it!

2021年は2月12日に始まる中国と日本の十二支では丑年、私の年だ! 私も受け継いでいる丑年生まれの性格―頑固で、威張りがちで、実用的(牡羊座生まれでもある私は二重にそうなる)―については言うまでもない。また、マーガレット•サッチャー、ヒットラー、メリル•ストリープ、そしてオバマという有名、悪名の丑年生まれに言及するまでもないだろう。同時に、丑年は安定をもたらし、辛抱強くて勤勉な働きが報われるときであり、早大華麗な計画や法外なやり方が通るときではない。過ぎたばかりの年の後では、大歓迎だ!

(訳:雨宮和子)
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