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14 名前あれこれ
2012年7月18日
明子・ミーダー 明子・ミーダー [AKIKO MIEDER]

東京都小平市出身。5年間のOL生活の後渡米。カリフォルニアのサンディエゴに23年住んだ後、アイドルワイルドという小さな山間の町に引っ越し、現在アメリカ人の夫と猫3匹と田舎生活を楽しんでいます。サンディエゴから2時間の距離の町ですが、標高1800メートルの山の上の生活は、サンディエゴとは全く違います。そんなところでの日々の暮らし、感じたことを綴っていこうと思います。
▲ 我が家の猫達は、動物愛護施設で付けてもらった名前をそのまま使っています。
上から、タックス(Tux)、ボウ(Beau)、トゥリー。
友人の小学校3年生の子供が通っている、サンディエゴの日本語補習校の学年末の文集を読む機会がありました。日本語補習校とは、小学一年から高校3年までの生徒達が、毎週土曜日に日本の教育課程に準じた授業を日本の教科書を使って勉強する学校だそうです。友人の話をきくと、勉強だけでなく、運動会や授業参観等の日本の学校行事も行うそうです。小中高合わせて約400名の生徒達は、日本生まれで親の駐在の為に数年間の滞在という子供、両親は日本人であるが子供はアメリカ生まれ、両親のどちらかが日本人の混血の子どもと様々なようです。

文集は毎年発刊されているそうで、400名の作文をまとめたものは、かなり読み応えのあるものです。クラスごとに写真と名前が掲載されていますが、その名前を見て気が付いたことがありました。「子が付く名前が少ない!」これは女子に限ってですが、2〜3名しかいませんでした。子が付いた名前を見つけたと思ったら、先生だったり(笑)。そして、「名前が読めない!」これは男女共にですが、私の漢字の知識が無いということでしょうか?混血の子はアメリカ名を漢字に置き換えている場合もありますが、写真を見ると明らかに日本人ですが、難しい漢字を使っていたり、当て字(?)かと思うような名前であったり。名前にも流行があるようですが、名前で年齢がわかってしまいそうです。

アメリカ人はニックネームが名前として呼ばれることが多いと知ったのは、アメリカに移り住んでからだいぶ経ってからでした。(恥ずかしいことではありますが、呼び名が正式名(?)だとずっと思っていました。)例えば、マット(Matt)はMatthew、トム(Tom)がThomas。女性もキャシー(Cathy)がCatherine、キム(Kim)がKimberlyといった具合です。これらは見当がつきますが、ビル(Bill)がWilliam、ディック(Dick)がRichard、ボブ(Bob)がRobertだって、想像もできませんでした。調べてみたら、13〜14世紀頃に流行った「最初の文字を韻をふむ他の文字に置き換える」といった言葉の遊びだそうです。例えば、Williamを短くするとWillになり、韻をふむBillとなるわけです。同様に、Robert→Rob→Bobといった具合です。その頃はそのような名前たくさんがあったそうですが、現在使われているのはごく少数なようです。

日本人の名前も男女兼用の名前がありますが、英語名にもあります。ここでもニックネームが男女兼用というわけですが、例えば、クリス(Chris)は男性の場合はクリストファー(Christopher)、女性はクリスティーン(Christine)やクリスティーナ(Christina)、パット(Pat)の男性名はパトリック(Patrick)、女性名は(Patricia)といった具合です。ニックネームだけきいていると男性か女性かわかりません。また、日本語では同じでも、アクセントによって男性、女性の区別を付ける名前もあります。例えば、日本語ではダニエルと読んで男性だと思ってしまいますが(私だけですか?)「ダ」にアクセントを置くと男性名のDaniel、「エ」にアクセントを置くと女性名のDanielle。他にも、デニスのの場合、男性名はDennisで「デ」にアクセントを置き、女性名はDeniseで「ニ」にアクセントを置きます。話の内容や発音をよくきいていないと、話が???という時もあります。

日本では子供の名前を決める時に、何かしら意味があると思います。親が子供に「こういう人になって欲しい」という願いが込められている場合が多いかと思いますが、漢字の画数を考慮したり、安易に決められないものかもしれません。アメリカでは、主に男性の場合は聖書から名前をもらうことが多いそうです。また、父親と同じ名前にジュニア(Jr.)を付けて2代目ということも多いようで、これは男性に限ってです。しかし、最近はテレビや映画の人気キャラクターの名前にあやかることも多いようで、これは日本も同じですね。

私が知っている英語の名前というのは一般的なものがほとんどで、「変わった名前だな〜。」と私が思っても、実はそれほど珍しくないということがあります。たまに突拍子もない名前をつける親もいますが、以前アメリカ人の女優が娘に”アップル”(Apple)と名付けて、「変わった名前を付けたものだ。」と話題になったことがありますが、チェリー(Cherry)やジンジャー(Ginger)は女性に多い名前ですが、何故アップルは変わっているんだろう?と不思議に思うのは私だけでしょうか?

というように例を挙げてみましたが、これらはたくさんある名前のごく一部。クリスだって「Chris」もあれば「Kris」あります。クリストファーだけがクリスではなく、他にもクリスというニックネームの名前はいくつもあるでしょう(クリスチャン、Christian等)。Cherriと書いてシェリーというように、私たちが思うのとは違った読み方もあるでしょう。私たち日本人の、アメリカ人の名前に対する固定観念があるように思います。

先日、アメリカ人の友人が「あなたの名前(明子)はどういう意味?」ときかれ、「両親が、明るい子になるようにと名付けてくれた。」と答えました。「そうなったと思う?」ときかれ、「Yes」とはっきり言えず曖昧に答えてしまいましたが、両親が願いを込めて名付けてくれた名前の大切さに、あらためて気付いた気がしました。

今まで名前のことを考えたことなどあまりありませんでしたが、文集が「個人を象徴する名前」について考えるきっかけをくれました。両親が付けてくれた名前に恥じない人間にならなければと思っています。人生の半分以上が過ぎた今頃気が付くのは少々遅過ぎですが......

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