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ガルテン〜私の庭物語
15 縁側
2019年3月17日
原田 美佳 原田 美佳 [はらだ みか]

東京都出身。学生時代から長年関わった韓国文化院を2015年末に退職。現在は、日本ガルテン協会の広報部長の仕事をしながら、これまで関わってきた韓国文化を日本に紹介するための著作、交流活動を中心に自分のライフワークを模索中である。共著書に『コンパクト韓国』(李御寧監修)、『読んで旅する韓国』(金両基監修)、「朝鮮の王朝の美」、『朝鮮王朝の衣装と装身具』などがある。
上野の東京国立博物館 東洋館は、谷口吉郎の設計で、庇を兼ねる大きな広縁など伝統的な日本建築の要素が盛り込まれて建てられている。なかでは、5階まで吹き抜けとなっており、中国、朝鮮半島、東南アジア、西域、インド、エジプトなどの美術と工芸、考古遺物が展示されているのにふさわしい建物となっている。

「縁側」(えんがわ)というと、どういうイメージであろうか。
最近は、日本の伝統的な住宅の縁側がある家も少なくなっているが、陽のあたる暖かい縁側の前の庭をみながら、笑い声が聞こえる。そんなのどかなイメージをもつ日本人も多いのではないかと思う。

おばあさんが近所の人と沢庵やお菓子とともにお茶を飲んでまったりしたり、子供が走り回ったり、昼寝したり、また、家の作業したりと、さまざまな場面が想像できる。
ヨーロッパなどにあるベランダとはなんとなく異なり、部屋をつなぐ外通路でもある縁側は、家の内でもなければ、外でもないという微妙なところであり、その曖昧できっちりしてないところが日本人の生活や人のつながりをあらわしているようでもある。以前の日本建築にはよく見られるものだった。
玄関から入る客はろくな話でないことも多いが、縁側から上がる客は、気を許しえる、安心して迎えられる間柄である。

そんな親しいお付き合いをできれば、また、そうありたいという願いを込めて、日韓の文化や美を求めて活動している十長生のHPの人とのつながり交流ページでは縁側コーナーを設けた。
多くの方にご登場頂けるようなお付き合いができれば思う。

ちなみに、韓国でも、各部屋の周りには縁側があり、靴を脱いで縁側から上がる。儒教の「男女有別」の影響から男性の正客は大門から迎えるが、男性の空間の奥に、家族の空間が置かれ、そこにつながる一番奥の庭は家族ではない男性は入れない女性の庭となっている。
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