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17 猫の僕(しもべ)
2013年4月19日
明子・ミーダー 明子・ミーダー [AKIKO MIEDER]

東京都小平市出身。5年間のOL生活の後渡米。カリフォルニアのサンディエゴに23年住んだ後、アイドルワイルドという小さな山間の町に引っ越し、現在アメリカ人の夫と猫3匹と田舎生活を楽しんでいます。サンディエゴから2時間の距離の町ですが、標高1800メートルの山の上の生活は、サンディエゴとは全く違います。そんなところでの日々の暮らし、感じたことを綴っていこうと思います。
▲ 寛ぐ猫達。右から、ボー、タックス、トゥリー。
▲ トゥリーからのギフト。
私の朝は猫に始まる。毎朝決まった時間になると猫達が枕元にやって来て、私の頭をカリカリ引っ掻く。(真剣に引っ掻きはしないので、痛くはない。)そこでたいていは起きるのだが、しばらくしても起きないと、今度はサイドテーブルに置いてあるものを床に落としたり、猫同士で追いかけっこを始める。「猫には時計が備わっているのかもしれない。」と思いながら起きて階段のところへやってくると、3匹も一緒に階段を下りる。「階段の下り方にも性格が出るものだな〜。」と、毎朝のように思う。年長のBeau(ボー、9才、オス)は10キロの大きな身体を揺らしながら、ノシノシと下りる。2番目の臆病なTux(タックス、8才、オス)は、慎重かつ軽やかに。一番年下のToulie(トゥリー、推定8才、メス)は、後ろから見るとウサギのようにピョンピョン跳ねてダッシュ。

階下のキッチンへ行くと、スナックのドライフードを与え、私はまた2階へ戻りシャワーを浴びる。バスルームは猫達と共有しているので、万が一私がシャワーを浴びている間に猫達がトイレに行きたくなったときのことを考えて、ドアは少し開けておく。最初は入って来ないだろうと思っていたが、私がいることもおかまい無しに入ってきて、用をたして出て行く。それを見ると「君たちにプライバシーは無いのか?!」と思うのだが、どうも無いらしい。

そして朝食を終えると、3匹思い思いの場所で寛ぐ。しかし、主人と私どちらかがキッチンへ行くと、猫達もキッチンへやって来て、スナックをねだる。そしてまた思い思いの場所で寛ぎ、午前中はその繰り返しが続く。それが午後になると、本格的な昼寝時間のようで、夕食の5時まで寝ている。

我が家には、いつの間にか猫専用になってしまった家具(主にソファや椅子)がたくさんある。上の写真のように、可愛い花柄のソファもビーチタオルで覆われている。ある日、ゲストルームのベッドに誰かが寝たような形跡があったので、主人が昼寝でもしたのだろうと思ってきいたら、そうではないと言う。よく見ると、掛け布団とシーツが猫の毛だらけ。それはボーの仕業だったが、掛け布団をうまくめくって心地よい空間を作っていたのが、驚きであると共に笑えてしまった。

上にも書いたように、バスルームは猫達と共有しているが、私がバスルームに行く度に猫のトイレが使用されている。トイレの使い方も3匹3様で、ボーは猫のトイレに入れてある砂をドアまで引きずるので床は砂だらけ。どうしてそうなるのか不思議であるが、「もっときれいにできないの?」と言ったところでできるわけはない。おかげで、私は一日中猫のトイレを掃除しているように感じる。見て見ぬ振りもできるが、「使用済みのトイレは使いたくないよね。」と思い掃除してしまう。

猫にも人間と同じようにそれぞれ癖がある。とりわけトゥリーにはいくつかの面白い癖があるのだが、そのひとつが、私たちが出かけて家に戻ってくると、必ずキッチンの足マットの上にギフトを置いておいてくれる。ギフトといっても、彼女のお気に入りのおもちゃなのだが。それを見る度に「可愛い!」と思ってしまう。タックスは何に対しても敏感で、外を通る車の音や来客があると一目散に2階に駆け上がり、ベッドの下に隠れ、しばらくは出てこない。引っ越したばかりの時は、3日くらい出てこなかったほど。そんなこともあり、タックスは私にとってのベビーなのだ。

夕食後、私たちが居間でテレビを見ている時は猫達も居間で寛ぎ、寝室に行くと一緒に寝室にやってくる。ボーは私のテンピュールの枕がお気に入りで、私の頭の横にどっかりと寝そべる。枕はほとんどボーの身体で覆われ、誰の枕だかわからない。おまけに、私の耳の横でイビキをかき、大きな寝息をたてる。寝不足で朝起きられないのはボーのせいかもしれない。

このように、私の一日は猫で始まり猫で終わる。考えてみると、餌をやり、トイレを掃除し、買物に行けばキャットフードだけは忘れず、枕を提供し、猫達の使う毛布やタオルはきれいに洗濯し、まるで私は猫達の僕(しもべ)。でも、猫達は私たち夫婦2人の生活に、笑いや癒しを与えてくれる。Give and take. 猫達に感謝し、これからも僕でありたい。

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