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大胆予測 |
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2003年9月9日 |
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 | 中山 俊明 [なかやま としあき]
1946年4月23日生まれ。東京・大田区で育つが中2のとき、福岡県へ転校。70年春、九州大学を卒業後、共同通信に写真部員として入社。89年秋、異業種交流会「研究会インフォネット」を仲間とともに創設、世話人となる。91年春、共同通信を退社、株式会社インフォネットを設立。神奈川県・葉山町在住。 |
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▲ 週末農園での作業がいちばん心が休まるんであります。 |
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本エッセイ第16回「日本の景気は回復する」(7/10)で、僕は株価は今後上昇していく、と書いた。書いた手前、はらはらしながら推移を見守っていたが、その後2ヶ月で株価は約1000円上昇して、今日は日経平均1万922円をつけた。素人の直感ではあったが、大筋いまのところ間違ってはいない。
その後、第19回「野合」では民主党政権誕生の可能性に触れたが、この際「11月解散・総選挙となれば、まちがいなく菅さんを首班とする民主党内閣が誕生する」と、調子に乗って予言しておきたい(ただし発言の責任はとりません。当欄で「スマヌ」とわびるだけです)。
え、だって9月20日の総裁選では、小泉さんが総裁に選ばれるんでしょ。となると、もし総選挙があっても自民党勝利はまちがいないってことでしょ、と多くの方は考えるかも知れないが、そうとはいかないと思う。
確かに民意は小泉さん支持で流れているが、このことイコール国民が自民党を支持しているというわけではないと思う。自民党は小泉さんでいい。他の総裁候補があまりにも魅力がないから。では小泉・自民党政権にこの国の将来をまかせられるか。答えはノー。なぜなら小泉さんの理想と、大多数の自民党議員が目指す方向とがあまりにも違いすぎるから。つまり自民党の顔と体があっち向いてホイ状態にある。
だから次の選挙では民主党候補が、この「自民党ではもうだめ」票をかき集めて、各小選挙区で自民候補に競り勝ち、地すべり的勝利を得る(と、断言してしまう)。
今回、反小泉で動いた面々の共通点はなにか。総じて顔が悪い。亀井、野中、江藤、古賀、みーんなヤクザ的な迫力だけは満点だが、なにやら顔がイヤしい。「人間最後はカネだかんね、なあに、かき集めた税金を選挙区にがんがんぶち込んでダム工事だろうが道路工事だろうがなんでもやるっていえば、しばし自民党は安泰。環境だの、規制緩和だのかっこいいいことばかり言ってちゃメシは食えんのよ。選挙のときだけ小泉の顔を利用して、終わったあとで換骨奪胎してやればいいのさ」とはっきり顔に書いてある。
となると、小泉さんは総選挙を来年に延ばし、衆参同日選で決着をつけようとするだろう、というのが大方の意見だが、僕は小泉さん、この秋に総選挙に打って出ると思う。もちろん、民主党に負けることもあり、という前提で。
自らの権力を捨てる可能性がある選挙を、時の権力者があえてするだろうか。すると思いますね、小泉さんなら。その理由は? また次回。
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